植物をこよなく愛する村上雅代は、主婦をしながら、また福祉施設で働きながら、毎日少しずつ草花を育て、少しずつ絵を描いています。そして今も西脇の緑に囲まれた静けさの中で、作品という花を咲かせ続けています。その静かな生き方は、まさに花のようです。
今年度は以下のような舞台で表現活動を繰り広げました。(2023年12月現在)
・個展(初個展)/9月15日(金)〜9月18日(日)
・GREEN MARKET 2023 Autumn出店/10月9日東遊園地(神戸市)
・アートピクニック(写生会)/神戸布引ハーブ園 など
以下、写真で紹介します。写真をクリックすると拡大されます。
村上雅代個展 はなにうもれる
2023年9月15日(金)〜9月18日(日)/ギャラリーファクター(神戸市)
↓展示設営
↓会期中の様子。お客様と交流しているところを中心にお見せします。
↓2023年度研究生の集合写真です。
今年度、当研究所は約20年使用した清原絵画教室の名称を研究所に変え、受講料も値上げしました。
そしたらほとんどと言っていいくらい、多くの人が船を降りてしまいました(ここまで激るとは予想外笑)。
そして、この4人が残りました。
史上最小のチームです。
少数精鋭です。
全員が個展を開催しました(研究生はみんな初個展)。
そして、史上最も和やかムードのチームなのであります。
↓
田舎の広過ぎる庭で
手入れが行き届かなくても
力強く しなやかに
育つ植物たち
虫喰いの葉っぱ
枯れゆく花びらの色
花は 実になり
風に吹かれ……
また 芽吹いていく
植物たちとの
気持ちが通じる瞬間に
日々助けられ
描き続けています
全紙(78×109cm)作品が3点、全紙6枚からなる大作(156×327cm)が1点、壁のブロックのサイズ(19×39cm)に合わせた48枚もの草花木果実の絵などが、白いギャラリーの壁を埋め尽くす、たいへん見応えのある展示です。
植物の息吹に満たされる四日間を、より多くの皆様にお楽しみいただければ幸いです。
村上 雅代
1963年 兵庫県多可町生まれ
西脇市在住
清原絵画研究所在籍
清原絵画教室展およびグループ展
2020 第17回清原絵画教室展「THE SHIP」TOR GALLERY
「三人展 光にむかって…2020」西脇市岡之山美術館アトリエ
2021 第18回清原絵画教室展「FACE TO FACE」TOR GALLERY
2022 第19回清原絵画教室展「CANDY CARNIVAL 2022」TOR GALLERY
「原始五林 ふたつめの生活」神戸元町歩歩琳堂画廊
2023 第20回清原絵画教室展「絵画大温泉経由ヘヴン」TOR GALLERY
◼️個展の様子はここまで。
↓アートピクニック(写生会)と、グリーンマーケット(園芸フェア)の様子。
村上は「植物を描こう」という水彩画体験講座の講師を務めました。
普段の研究所本科レッスンの様子もご覧ください。個展会場で事前リハーサルもやりました。
↓
前年度になりますが、2月に第20回清原絵画教室展(最後の教室展)を開きました。
村上は例年、最も多くの作品を出品します。淡々と、着々と。
↓
村上雅代の作風は素朴でおおらかですが、ナビゲーターである清原はその良さを生かしながら少しの技術(例えばあらかじめ多くの絵の具を用意すること)と少しの創意工夫(例えば大きな紙を用意するなど)を注入するよう、具体案を出して助言します。村上はそれに従い、実行することで作品を引き締め、個性的な個展を実現させました。こんなふうに、少しの工夫と、毎日少しずつ手を動かす継続からもたらされる力強さを用いて、充実したアートライフを送っています。
以上、福祉職員であり主婦である村上雅代の芸術生活でした。最後までご覧いただき、ありがとうございました。(文章・写真/主宰 清原健彦)
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